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株式会社アイタックル/とまとの森

株式会社アイタックル/とまとの森:画像

■事業者名
株式会社アイタックル/とまとの森
取締役 経営管理本部 本部長 松田光昭

 

■助成期間
平成22年11月〜平成23年10月

 

■取組の経緯
 山形市漆山にある真っ赤なトマトの看板が目印のハウス。ここは、耕作放棄地だった場所を(株)アイタックルが借り受け、アグリ事業所として2010年にオープンしたトマト農園「とまとの森」。特殊な栽培方法で農薬を規定の9割カットし、安全・安心、そして高濃度で甘くておいしいフルーツトマトを生産しています。「高品質にこだわっているので、規格外トマトの割合も多いんです」と話すのは(株)アイタックルの松田光昭さん。大量に発生する規格外品の有効活用を検討していました。
 規格外品を使った加工食品として候補にあがったのがトマトジュースとケチャップ。そこで、すでにトマトの栽培と加工食品事業を行っていた(株)山本組 窪畑ファームと連携し商品開発をスタート。お互いがそれぞれ得意とする栽培技術と加工技術を共有しながら開発は進められました。完成した商品リーズは、太陽のしずくを意味する言葉「ロゾリオ」と名付けられ地元商品取扱店やネット通販を中心に販売が開始されました。

 

(取締役 経営管理本部 本部長 松田光昭さん)

 

■課題・ポイント
 「とまとの森」で収穫された完熟トマトは、一定の量になるまで保管され、加工のために窪畑ファームへ運ばれます。「トマトの受け渡しまで時間がかかるので、その間鮮度を保つのに苦労しました。いろいろな方法を試して冷凍保存での受け渡しが鮮度を保てると分かったんです」と松田さん。また、一度販売を開始した「ロゾリオ」ケチャップでしたが、甘みが強く料理に使いづらいというお客様の意見を取り入れ改良。その後商品化されたカレーケチャップやトマトジャムとともに「とまとの森」ブランドの商品ラインナップを拡充していきました。

 

 

 

■成果と今後の課題
 トマトジュースとケチャップから始まった規格外品の商品開発。現在はギフト用として様々な種類の詰め合わせ商品も充実しています。トマトジュース「ロゾリオ」はテレビでも紹介され、全国から注文が入ってきているそうです。県内では道の駅「天童温泉」にケータリングカーを置いて商品を販売。規格外トマトを使ったメンチカツやチーズフライを提供し、地産地消に取り組んでいるとのことです。
 「今後も皆さんにおいしいと言ってもらえるような商品を開発していけたらいいですね」と松田さん。安全・安心な食材であることをもっとアピールして、地元の学校給食施設や弁当製造事業にも供給していければと展望を語ってくれました。また、事業の拡大で、耕作放棄地の解消にも貢献していきたいとのことです。

2014.08.08:[ファンド事例]

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